J-SOXの改定報道について
本日の日経新聞1面で、金融庁による内部統制報告制度(J-SOX)改定の動きが報道されました。
以下、要約です。
「金融庁は企業の不正会計を防ぐため、内部統制報告制度を見直す方針だ。内部統制に問題がないという報告書を提出していながら、不正会計などの問題が発生し、訂正報告書の提出を余儀なくされる企業が多い。この訂正報告書への監査の義務付けを検討する。企業会計審議会の作業部会で13日から議論を始め、年内にも結論をまとめる。」
ポイントは以下の3点だと思います。
①訂正内部統制報告書への会計監査人監査の義務付け
②実施基準(財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準)の見直し
③内部統制監査へのダイレクトレポーティング導入の検討
この中で一般的な企業に影響が大きいのは③でしょうか。
直接監査によって、お手盛りのJ-SOX評価がバレる会社もあるでしょうからね(笑)
ただし、監査報酬の増大を嫌う経済界の反対で、実現は困難かと思います。